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2015年4月17日金曜日

ほんとうに真っ白なiPhone、iPad用の壁紙 (要iOS 8.3以降)

記事公開日のOS:iOS 8.3


iPhone 6/6 Plus/5/5s/5c/4s/iPad/iPad mini/iPod touch/iPad Pro用。1枚で現行iOS端末すべてをカバー。ドックもどこに置いたフォルダでも一点の翳りもなく白くなる壁紙です。iOS 8.3の新しい判定基準 (後述します) を利用した白以外を一切使わない完全無欠の純白になります。




使っているのは白だけですから、当然これまでの同種の壁紙とは異なりiPhoneをどう動かしてもどこもかしこも真っ白です。

ダウンロードページ ▶︎ ほんとうに真っ白な壁紙 FFFFFF (オールF)



2016 12/13追記 iOS 10.2以降 ▶︎ 魔法の白い壁紙 iPhone 7/6s/6 7 Plus/6s Plus/6 Plus/SE/5s/5c/5/iPod touch 6/iPad Pro/iPad Air/iPad (4th-)/iPad mini (2nd-)用 3枚

(iOS 10〜10.1では全体が暗くなります。)



しかし最大の差はフォントではないかと思います。

左が従来型、右が今回の壁紙です
より白に馴染む文字色になっています

ホーム画面とロック画面の黒文字になるときの文字色は背景の色を拾う仕様になっています。表示範囲外に黒帯を使ったケースと比べて色が薄い分わずかに細く見えて上品な印象になります。

今までは表示外の色でiPhoneを騙していたので当然相応の色付き壁紙に合わせた文字色にされていたわけです。iPhoneは善意でやってます。騙した方が悪いんです。「白」を使っていてなんとなく落ち着かなかった原因はここにあるのではないかと考えています。文字が強過ぎました。本当の白ならAppleが最も合うと判断したであろう文字色(測ってみたらR77G77B77のダークグレーでした。真っ黒な壁紙を使ったときのドックの色です( " " )![2015 10/03])になるはずです。

なおスポットライトやコントロールセンターの白さも若干増します。

#FFFFFFは16進法でカラーコードの最大値、白の数値です。
4sなど一部機種では実機テストはしておりませんが白くなると思います。


設定上の注意点

◯ コントラストを上げるの「透明度を下げる」はオフのままにしてください。

視差効果オンでご使用ください。[追記:iOS 9以降用では不要なはずです]
小さな壁紙なので視差効果を切ると端まで表示されます。そうなるとこのサイズではエッジが荒れてドックとフォルダの処理も不安定になります。

ロック画面も白くする場合は同じ壁紙を使ってください。
表示範囲が両方真っ白だとロック画面で使った壁紙にホーム画面が乗っ取られるiOS 7.0からのバグは健在です。

移動と拡大縮小はせずに設定してください。 
本当に真っ白で何の壁紙だか分からなくなりそうだったので上の方に Heyeased Works FFFFFF」の文字を入れていますiPhoneの写真アプリでは見切れてしまいますが2本指スワイプで上の方を表示させピンチインアウトで拡大すると読むことができます設定画面の途中でも見えます

自動的に圏外になる上の方に署名しました
設定時に移動しない限り影響はゼロです

この壁紙は規定サイズより小さく、規定アスペクトより縦長になっています。その場合iOSは上の方を自動的にカットします。これによりサイン部分は壁紙として機能しない設計です。

念のため設定直前に一旦白文字になる壁紙にした方がいいかもしれません。
黒文字の場合iOS 7の頃から前の壁紙の文字色が残るバグがたまにあります。間に白文字を挟むと確実にリセットされるようです。


白い壁紙の変遷

通常の真っ白な壁紙から簡単におさらいします。iOSでは背景が明るすぎるとこのようにフォルダもドックもグレーになります。


最初は視差効果の余白に黒い帯を置いて平均明度を下げることでドックとフォルダの処理を明るい方に転がして全体を白くしました。
ドック又は最上段のフォルダに黒が滲みます。

上のフォルダかドックの下かどちらかに出ていた影

この黒を少しでも細くしようとするうちに、ドックやフォルダの処理が明転する閾値に彩度も影響することを発見。帯を黄色で作りました。明るくなっても必要な帯の太さは黒とほぼ同じ、滲みも薄くなっていよいよ気にならないところまで来ました。
ただ文字色は黄色っぽく、スポットライトでは黄色が滲み(iOS 9では滲まなくなりました)、iPhoneを大きく動かすと黄色い分かえって帯のはみ出しが目立つことがありました。

傾けすぎて上から黄色がはみ出した状態
こうなると黒の方がまだ目立ちません

今回これら「トレードオフ」をすべて解消しています。


不思議ポイント

iOS 8.3は壁紙絡みの仕様変更を含むアップデートでした。詳しくは過去記事「iOS 8になっても壁紙が暗くてお困りの方へ」をご覧ください。加筆修正を行っています。

ただし一般的にはあまり関係なさそうなこともあって敢えて触れなかった(秘密にしていた)変更点があります。完璧な白の秘密は文字色とドックの処理を決める「明るさ」「コントラスト」に加えてiOS 8.3で新たに追加されたパラメータ「壁紙サイズ」です。

気づいたきっかけは以前作ったカラーフォルダ・ドックを作る壁紙です。
極小壁紙でフォルダやドックへの色滲みが強くなることを利用した壁紙ですが、iOS 8.3になって明るい背景の壁紙は全部白文字になってしまいました。


45×80 90×160の壁紙をiPhone 5で実験していましたがどこまで色を薄くしても白文字になります。それどころか真っ白にしても白文字になりました。


どういうことだ?

極小壁紙では黒文字は絶対的に不可能になっています。8.3では壁紙サイズが小さいだけで暗かったりコントラストが高かったりするのと同じように判定されると考えるしかないようです。

ということは!

黒文字でかつドックとフォルダが明るくなる平均明度の範囲があるように、黒文字でかつドックやフォルダが明るくなるサイズの範囲もあるはず。4590を少しずつ大きくしてうまいこと加減すれば白だけですべてを白くできるかもしれない。そしたらどこにも色は出ないはず。

できました。

360×720で作っています。←冒頭追記の通り変更しました。新型は300×600です。

後でiPhone 6 Plusでも試したところ、こちらは45×80 90×160でも黒文字に明るい処理となって惜しいところまで行っていました。拡大率で考えると逆のようです。小さな壁紙でも綺麗に出す力は6/6 Plusの方があるので憶測ですが基準サイズが規定サイズより小さいのかもしれません。ただ45×80や90×160程度ではドックの右側にだけ影が出ます。小さ過ぎて画像が荒れるためと思われます。

そこで5と6Plusの標準と拡大、iPadの縦位置横位置を交互に試しながら適正範囲を求めました。多少であればこれより大きくても小さくても大丈夫な範囲でカッコよさそうな数値としています。どのiPhone、iPadでもドックとフォルダは必ず (視差効果オンなら) 明るくなるはずです。

一定以上の明るささえあればカラーでも白同様の効果があるわけですが、薄過ぎると個性がなくなり、そこから少し濃くするのであれば普通サイズでもドックやフォルダは見えなくなるのでこれの応用は難しいかもしれませんね。

それにしてもAppleはなぜ壁紙サイズをパラメータに加えたのでしょうか。
何にしてもこういうチャンスを待っていた。


8.3でカラーフォルダ・ドックを作る壁紙のバリエーションはほぼ全滅してしまいましたが次はそっちのリメイクに取り組みます。



2015 8/1 スクリーンショットの一部を分かりやすくなるように差し替えました。
2015 10/31 iOS 9に合わせて壁紙サイズを変更しましたすでにお持ちの方は差し替えをおすすめいたします
2015 12/9 iOS 9.2に対応しました設定位置が変わっています

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