iOS 10の壁紙の変更点をまとめました(すべて当ブログの実験と観察に基づいています)。iOS 9から大きく変わっています。
明るさ
まず最も大きな変化はホーム画面の壁紙が常に暗くされるようになったことでしょう。
淡い色の壁紙やコントラストが低い壁紙などでホーム画面の文字が黒文字(色文字)になるときには、暗くなることはありませんでした。
充分に暗い壁紙や非常に小さな壁紙(iOS 8.3以降、なぜか壁紙のサイズが明るさの判定に組み込まれています)を使ったときも同様。
派手な壁紙やそこそこ暗めの壁紙、規定よりもそこそこ小さな壁紙を使ったときは壁紙が暗く、上の方はさらに暗くなっていました。
ロック画面もホーム画面と同じです。
ホーム画面は必ず暗くなります。ただし暗さは使用する壁紙によって2段階になっています。
弱いダークフィルター:文字は黒文字。オリジナル画像より少し暗くなります。充分に暗い壁紙の場合は白文字です。ロック画面は暗くなりません。
強いダークフィルター:文字は白文字。弱いフィルターよりも暗く、上の方はさらに暗くなります。iOS 9.3までと同様コントラストの高い壁紙や中間濃度の壁紙を使ったときに出ますが、iOS 9.3よりももっと暗くなっています。ロック画面も暗くなりますがホーム画面よりは明るいです。
ロック画面の暗くされ方はiOS 9.3と同じです。黒文字か白文字かの判定も9.3と変わらないようです。
ただし非常に小さな壁紙の場合は複雑になっており、黒文字になったり白文字になったり、黒文字の時は常に弱い暗さですが、白文字の時のダークフィルターは弱くなる時と強くなる時があります。
iOS 10ではすごく暗い、あるいは小さな壁紙でもコントラスト判定が追加されているように思います。iOS 9.3までは省略されていたのかもしれません。
背景だけでなくドックも少し暗くなりました。
フォルダ
フォルダを開いたときの描写が変わっています。
これまでは壁紙がやや拡大されて背後に鮮明に出ていました。
虫眼鏡アイコン
その他の変更点
- デフォルト壁紙のラインナップがシンプルになって一部は過去のOSから復活しました。
- 色覚異常のユーザーのためのカラーフィルタが追加されました(設定 → 一般 → アクセシビリティ → ディスプレイ調整 → カラーフィルタ)。
- アクセシビリティ → コントラストを上げる → 透明度を減らす をオンにしたときのドックとフォルダの色がより薄いグレーに変更されました。
- 小さな画像を使ったときのぼかし効果が機種と壁紙サイズ次第で極端に強く。
- iOS 8.3以降、幅1ピクセルの壁紙(iOS 9.3の6 Plusでは幅2ピクセルを含む)を使ったときはドックとフォルダが背景色を拾わなくなっていましたが、10では拾います。
- 小さな壁紙を使ったときにフォルダが丸くなる画像サイズに変更があります。
ロック画面とホーム画面の「表示」が同じになるように設定した場合、サイズや視差効果での余白部分が異なっていても、ホーム画面の壁紙はロック画面のそれに変更されることがたまに(明確な基準が分かりません)あります(ロック画面が優先)。以前は真っ白でだけ見られた現象です
これらの変更により当サイトでは多くの壁紙が機能しなくなり、同時にたくさんの新しい壁紙が使えるようになります。
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