記事公開時のOS:iOS 8.3
話に聞くホームボタンの物理的トラブル。大抵は大丈夫なはず。ですが万一遭遇したときにiPhoneが使えないと困ります。
今回はそうなってもすぐ使えるように私がインストールしているアプリと設定方法をご紹介します。
記事の終盤にホームアイコン12種類もご用意しました。
いざとなればAssistiveTouchですが
本題に入る前にAssistiveTouchの説明から。画面内に操作ボタンを表示させる設定です。iPhoneは昔から様々な条件で不自由なく使えるように考えられているデバイスです。そのための設定がアクセシビリティ。ボタン類が故障した際のフォローにも使えます。
設定アプリから「一般」を選択して「アクセシビリティ」へ進み、下まで行って「AssistiveTouch」に入りオンにします。
すると画面上にボタンが出現しますが、このボタンそのものはスクリーンショットには写らないようにできています。ボタンをタップするとメニューが表示されます。
AssistiveTouchの各項目
「デバイス」と「その他」には階層あり
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ホームはクリックと同じ操作が可能。ダブルクリックもできます。通知センターとコントロールセンターも呼び出し可。
「デバイス」に入れば音量調節から画面ロック、「その他」ではシェイクによる取り消しやスクリーンショットまでこなせます。操作に関しては加速度センサーの代わりにもなるということですね。物理的操作のほぼ全てが代替できるようになっています。
ボタンは指で好きな場所に移動できますがどこにあってもやや邪魔なのが難点。普段は使っていません。
AssistiveTouchをいざというときだけ使いたいけどホームボタンが突然壊れたらアプリを閉じられず設定アプリに行けないのでは?というのが問題です。
待ち時間は多少あっても再起動すれば大丈夫。しかし不運が重なってホームボタンよりやっかいな電源ボタンのトラブルまで起こったらその場では起動できなくなる恐れも…… そこまでなくてもバックグラウンドに中断したくない作業中のアプリがたまたま残っているかもしれません。
無料で安心:通知センターにウィジェットを置けるLauncher
そこでお勧めなのが通知センターにウィジェットを置けるアプリ、Launcherに設定アプリを登録する方法。無料で最大8つ(アプリ内課金で12個)までのアプリを表示。
ホーム画面に戻ってアプリを開くと最初に色々説明されていきなりセットアップが完了。連絡先へのアクセスを許可するとよく使う連絡先も登録されます。
ウィジェットの編集はアプリを開いて右上のチェックをタップして行います。現れた+マークをタップして追加。削除する場合は赤い×をタップします。
連絡先へのショートカット、Webページ、アプリ、カスタムの4つから左下の「アプリランチャー」を選択してください。
起動可能アプリ一覧の少し下の方に設定アプリのアイコンがあります。タップするとさらに一覧。「アプリを開く」か「Accessibility(アクセシビリティ)」がよいでしょう。
選択後に出る「新規ウィジェット」の画面でアイコンや名前の変更もできます。よければ右上のチェックをタップ。
編集ボタンを押せばドラッグ アンド ドロップの要領で移動もできます。
設定やメモアプリの呼び出しなどURLスキームが使えない標準アプリの幾つかが登録できるのが素敵。通知センターはいつでも上から引き出せるのでどこからでも設定アプリに直行できるようになります。 iOS 10でウィジェットからの設定アプリの起動はできなくなりました。
Launcher関連記事:iPhoneアプリLauncherの類似アプリに対する強み
150円でホームボタンを守る:併せて使いたいMyShortcuts+Viewer
2015年8月17日(日本時間18日?)のアップデートでLauncher自身がホームに戻る機能を備えました(無料版でも使用可能)。カスタムアイコンを使用することもできます。落ちるスピードは現時点ではMyShortcuts+Viewer経由の方が早いようです。[2015 8/21]
MyShortcuts+Viewerは他のアプリを介してさまざまな処理を実行させる多機能アプリです。 単体での簡単な使い方としては通知センターに単一のテキストデータを表示させるメモ機能があります。 詳しくは開発者ご本人のブログ Unit Kay's Blog にお任せしまして、 ここではホームに戻る手段を。
MyShortcuts+Viewerをインストールしたら先述のLauncherアプリでウィジェットを追加します。今度は「カスタムランチャー」を選択。カスタムではアイコン画像を自前で用意する必要があります。
アイコン部分をタップして「カスタムアイコン」を選択(アプリアイコンの方を選択すると連絡先に飛ばされます)。
「写真を選択」をタップしてアルバムからアイコンに使用する画像を選択。
なぜか拡大MAXで出てきますからピンチアウトMAXで縮小してください。
画面下の丸と四角で丸型/角丸型両タイプのアイコンが作れます。右下の「選択」をタップしてアイコンを決定したら次に名前を適当に付けて、URLに myshortcuts://?a と入力。aの所はbでもcでも同じです。
右上のチェックボックスをタップしていって完全に確定してください。
設定したウィジェットをタップすればホーム画面に戻るようになります。この挙動に関してはMyShortcuts+Viewer自体はiPhoneに置いておくだけです。ホームボタンを押す回数が少なくなれば故障の可能性も減ります。
これは大人の事情でエラーが発生してアプリが落ちる不具合であったとのこと。
これは大人の事情でエラーが発生してアプリが落ちる不具合であったとのこと。
Launcher × MyShortcuts+Viewerのコンボ用ホームアイコンも作りました。iPhone 6 Plusにも対応した180×180サイズです。よかったら下のリンク先からホームアイコンページで保存してください。タッチIDタイプ、ボタンタイプ各色取り揃えています。もちろんアイコンには何の機能もありません(^^; お好みのものをどうぞ。
万全化のための3つめのボタン
AssistiveTouchを使えば物理操作の代替が可能なのは始めに見たとおりです。しかしそれは画面が表示されればの話。スリープ状態では使えません。
ホームボタンが壊れているとしたら電源/スリープボタンでスリープ解除しますよね。しかしここも壊れやすいという意見のあるボタンです。
3つともダメになってしまったら充電の開始と終了しかありません(イヤホン抜き差しは効果なし)が、もういい加減修理に出しましょう。
まとめ
- Launcherで通知センターに設定アプリのショートカットを置いてAssistiveTouchへの避難経路確保
- Launcher(アップデートで単体でも) × MyShortcuts+Viewerでホームボタン使用回数を減らす
- スリープ解除にはホームボタン、電源ボタン、サイレントスイッチが使用可能
iPhoneからホームボタンがなくなる噂も絶えませんがその日が来るまでは工夫次第で人生の選択が変わるかも???
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