4.7インチのiPhone 8/7/6s/6と4インチのiPhone SE/5s(iPod touch 6)についてもiOS 11.3で変更があっていました。壁紙の明るさを計測する範囲が5.5インチのiPhone 8/7/6s/6と同じになっています。ということでX以外のiPhoneでも正方形タイプを「視差効果」で設定すればドックは隠れます。一番上にフォルダを置いても黒がにじむことがなくなります。やはり統合化が進んでいるようなのでもしかしたらiPadでも?
iOS 11.3(以降?)のiPhone Xでは当サイトの定番、ドックを隠す真っ白な壁紙が「静止画」で設定できます。
ただし従来のX用壁紙は「視差効果」で設定しなければ機能しません。現行の全部白い壁紙 2の一番上に移動したPlus兼用の正方形の壁紙が必要になります。
ダウンロードページ ▶︎ 全部白い壁紙 2
残念ながら他のiPhoneでは「静止画」で使えるようにはなっていません。
設定上の注意点
- デフォルトでそのまま設定できます(Xでは「視差効果」をタップしなければ「静止画」になります)。
- ロック画面も真っ白にする場合は必ず「両方に設定」を選択してください。iOSは両方に似た壁紙を使った場合、なぜかホーム画面の壁紙はロック画面の壁紙に差し替えられます。
- 「設定 → 一般 → アクセシビリティ → 視差効果を減らす」をオンにしている場合は設定時にはオフにしてください。設定後はオンに戻せます。
- 「設定 → 一般 → アクセシビリティ → コントラストを上げる → 透明度を下げる」をオンにしている場合はオフにしてお使いください。
基本のおさらい
iOSは壁紙の明るさなどを測って、ドックや背景の処理を変えます。通常の真っ白な壁紙を使った時はドック(とフォルダ)は下のようなグレーになります。
背景に一定の濃度があれば、ドックは背景より明るくなります。
そこで「視差効果」で生じる画面範囲外の余白に黒などを置いて濃度を稼ぎ、いわばiOSを騙します。
するとドックは明るくなりますが、白より明るい色はないので同じ色になって見えなくなるというのが基本です。「静止画」で設定すると表示範囲外の濃度は計測されないので「視差効果」での設定が必須でした。
X Plusへの布石?
iOS 11.3ではiPhone Xにのみ目立たない仕様変更があります(iPadは持っていないので不明)。
iPhone Xの「視差効果」での等倍仮想壁紙サイズは1301×2820ピクセル。通常はどんなサイズの壁紙を使ってもこの縦横比で切り取られ、濃度もその範囲だけが計測されます。ところが11.3のXでは壁紙の縦横比が正方形から、おそらく16 : 9くらいまでの間にある場合だけ「視差効果」か「静止画」に関係なく壁紙全体が計測(横長だと正方形に切り取られるようです)されます。
Xのホーム画面にはランドスケープモードはありませんが、まるでランドスケープ対応の仕様のようです。噂の6.5インチ(X Plus?)用なのでしょうか?
近年のiOSは不具合が多く、アップデートをペースダウンするとのアナウンスがありました。iOS 7以来必要以上に複雑化していた壁紙の扱いも、機種間の差をつけないなど簡易なものになる可能性はあります。特に普通は気づかないような点は。
しかし「静止画」でも全体を測るというのは簡略化されすぎというか、もしかしたらアップデートで修正されるかもしれません。本来の規定サイズ(16:9よりも縦長)の壁紙を使った場合は「静止画」だと表示範囲外は計測されないままですし、どこに向かっているのでしょう?
なおこのアップデートによりiPhone Xに他のiPhoneやiPad用の壁紙を使っていた場合、濃度が偏っていると暗くなったり明るくなったり、結果が変わる可能性があります。上手い具合に細長くトリミングすると判定は戻るかもしれません。
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