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2017年6月19日月曜日

半乾きの現代アートの壁紙

記事公開時のOS:iOS 10.3.2
iPhone 7/6s/6/7 Plus/6s Plus/6 Plus/SE/5s/5c/5/iPod touch 6兼用

動く静止画の新作です。今回は動くけど動かなくても綺麗で楽しめる壁紙を目指しました。絵の具を滲ませたような鮮やかな背景で、iPhoneを傾けると所々乾きが悪い演出でキラキラもぞもぞと蠢きます。


ダウンロードページ ▶︎ 半乾きの壁紙  Wet Paint 12枚


乾ききらない現代アートがモチーフです。動き方は機種や壁紙によって若干違います。


設定上の注意点

  • 視差効果でお使いください(低電力モードやPlusのランドスケープモードでは動きません)。
  • 屋外では動きが目立たないことがあります。スクリーンの輝度設定が暗すぎても動きが見えません。
  • iOS10.2以降、稀に視差効果が突然止まります。その時はロックして解除するかアプリを開いて閉じると戻るようです。
  • 4インチ画面のiPhoneではアイコンスペースに空きがないと動きがわかりづらいことがあります。
  • 機種によっては時計アプリのアイコンがあるページ(フォルダの中は除く)で、iPhoneを傾けなくてもぴくぴくと動くかもしれません。iOS 10以降の6 Plusで確認しています。秒針の動きにつれて背景が若干動くようです。


動く原理

液晶素子の解像限界に近い周期でストライプや格子状のパターンを背景に敷くと、パララックスエフェクトの動きで干渉縞が発生します。波状に光の強弱が変化するので動いたり光って見える仕組みです。

モアレという現象で、デジカメで網目模様を撮影した時に存在しない縞々が出ることがあるのと同じです(デジカメのモアレは動きませんがどちらも原理は同じ。背景のパターンによっては液晶画面にも動かないモアレが出ることがあります)。
これを防ぐためにデジカメではローパスフィルターという解像度を落とす仕組みが採用されています。しかし近年ちょっと値段の高いカメラではローパスフィルターレスも増えてきました。撮り手が気をつければいいので綺麗に撮れた方がいいってコンセプトですね。

そんなモアレを積極的に作るのが動く静止画です。


二層構造×ランダム変形

今回はストライプパターンがベースです。ストライプは暗い部分が多い方がモアレがよく見えますが、それだけでは全体が暗くなるので明るい部分が多い層を重ねます(ここまでは過去作品の光の壁紙と同じ作り方です)。


これをランダムに変形。


明るさやストライプの間隔がちょうど良い所だけ動いて見えることになります。
どこがどうなるかはやってみないとわかりません。変形の程度は指定できてもランダムなのでまったく同じ形に作ることもできません。

なお、モアレはある程度まとまった範囲がないと出にくい傾向がありますけど、この方法では条件が合えば狭い所でも動きます。


iPhone 8の壁紙?

そろそろ壁紙がどうなるかも気になるところかもしれません。iPhone 8は縦横比が変わるらしいので、既存の壁紙はほとんど合わないはずです。
何にしても物が来てからの話です。実機が私の手元にありさえすれば不可能なこと以外は必ずできます。8についてはOSと違って誰でもすぐに手に入れられるとは限らず事前研究もできないので少ーし気を長くしてお待ちくださいね。


iOS 11のドック

まだベータなので変更される可能性もありますが、ドックのアイコンラベルがなくなって高さが低くなるようです(新古典壁紙は作り直しでしょう。下の1段を減らしたタイプの反応から次のラインナップはあれらの色だけにしようかと思ってます)。

なぜドックだけラベルを外すのでしょう。着目すべきはiPadでしょうか。Macみたいにアイコンをたくさん詰められるようになります。それではラベルは入れられませんから、単純にiPhoneも統一しただけかもしれません。

それともiPhone 8のドックの下に何か来るから邪魔なのでしょうか?

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